平成25年3月29日「福井市中心市街地活性化基本計画」が、内閣総理大臣より認定されました。
ここでは、この計画の概要とポイントをお知らせします。

 人口減少や超高齢化社会は、全国的に進んでおり、福井市も例外なく進んでいます。福井市のマチナカには、先人達により蓄積された投資があるので、それらを活かして、過度に経営コストのかからない持続可能な都市を作っていくことが大切になります。

テーマ

 官民協働のまちなかにぎわいステージづくり
  ~時めきときらめきに満ちた永続性のあるまちをともにつくり育てる~

計画期間

  平成25年4月から平成30年3月まで

基本計画の背景

 人口減少や超高齢化社会は、全国的に進んでおり、福井市も例外なく進んでいます。福井市のマチナカには、先人達により蓄積された投資があるので、それらを活かして、過度に経営コストのかからない持続可能な都市を作っていくことが大切になります。
  そして、元気な福井市にするためには、市民と行政のみんなが力を合わせて、マチナカの活性化に取り組み、市内外や県内外からもたくさんの人をあたたかく迎える場として、次の世代に引き継いでいくことが重要です。
 平成30年の福井国体や平成37年の北陸新幹線福井開業など、将来を見据えながら、平成26年度末の北陸新幹線金沢開業を目前に控え、これまで蓄積してきたマチナカを元気にする取り組みを大事にし、継続した活性化を図る必要があります。「第2期中心市街地活性化基本計画」はこれからも元気なマチナカをつくる計画です。

中心市街地の区域の設定

基本計画では中心市街地の区域を次のように定めています。

・東側:木田橋通り
  JR北陸本線

・南側:足羽川

・西側:芦原街道

・北側:さくら通り

中心市街地面積
105.4ha
Map

基本計画の方針

基本計画では次の3点に基本方針を定めています。

出会う 観光客・来街者の行き交い、おもてなしなどのいろどりを整える
 「食」と「歴史」に重点を置き、JR 福井駅周辺で福井の食を提供する「食の拠点」整備事業や「食の拠点」と連携したイベントの継続的な実施、歴史資源を活かした福井城址周辺整備事業を推進します。
②暮らす 魅力ある住まい、生活、働く環境を充実する
 中心市街地における居住・生活環境の維持・増強や就業環境の充実は、地域コミュニティの維持はもちろん、中心商業地の機能存続や魅力の再生を図ります。
③遊ぶ 歩きたくなる素敵な界隈形成と多様な余暇活動の舞台として演出する
 本市の中心市街地は、鉄道駅に近接し、自動車や自転車、公共交通機関などの多様な交通手段で、人が集まることができる立地特性を有している。
 この特性を活かしながら、来街者が雨や雪を避けて回遊できる魅力的な空間づくりと、市民を主体とした様々な活動を支援し、中心市街地におけるにぎわいを創出していきます。

活性化の目標

具体的な活性化には、次の通り目標を定め、それぞれ数値目標を定めています。

目標1 出会う人を増やします
 県都の玄関口としてますます重要な位置付けとなることから、都市構造の再編・強化、交通結節機能の強化、公共交通サービスの向上、自転車利用環境の向上などによる行き交いのいろどりを整えること、賑わい交流の拠点の形成、「食」や「歴史」などまちなか観光資源の魅力向上、コンシェルジュサービスの充実などによるおもてなしのいろどりを整えることによって、出会う人を増やします。
数値目標
≪目標指標≫ 公共交通機関乗車数【一日平均】
基準値 平成23年 16,378人/日
目標値 平成29年 17,150人/日 

≪目標指標≫ 観光案内所利用者数
基準値 平成23年 47,138人/年
目標値 平成29年 54,000人/年
目標2 暮らす人を増やします
 地域コミュニティの維持や中心市街地の存続と魅力の向上は、中心市街地の人口増加を図るためには重要であることから、既存ストックの有効活用、建替え居住の促進、まちなか居住に対するPRの強化などによる魅力ある住まいの環境を充実すること、中心商業地の機能の充実、暮らしやすさを支える基盤施設の充実などによる魅力ある生活習慣を充実すること、働く場としての受け皿の充実や魅力の向上による魅力ある働く環境を充実することによって暮らす人を増やします。
数値目標
≪目標指標≫ 人口の社会増減数
現状数値 【平成20年~平成24年】 131人増
目標値   【平成25年~平成29年】 322人増
目標3 遊ぶ人を増やします
 多様な交通機関で人が集まることができる特性を活かした、歩きたくなる魅力的な空間形成と市民を主体とした様々な活動は、中心市街地におけるにぎわいを創出することにつながることから、魅力的な空間形成、新たな魅力の創造、継続的なにぎわいの舞台づくりなどによる歩きたくなる素敵な界隈形成を推進すること、まちなか交流施設の整備、にぎわいを生むイベントの展開、効果的なPRと情報発信などによる多様な余暇活動の舞台として演出することによって遊ぶ人を増やします。
数値目標 
≪目標指標≫ 歩行者・自転車通行量【平日・休日の平均】
基準値 平成24年 36,686人/日
目標値 平成29年 48,500人/日

※第2期福井市中心市街地活性化基本計画の全文・詳細はこちら